数学全般

【中学講座】M①-6月「三つ子素数が3,5,7しかないことの証明」

[1] 6月のテーマと高校数学への影響度(☆で三段階評価)

テーマ:文字を使った一般化~三つ子素数が3,5,7しかないことの証明~
今後で数学を得意にしていきたい人:☆☆☆
今回は5月の内容の実践例として、早稲田大学で出題されたこともある三つ子素数が3,5,7しかないことを証明しました。数は無限にあるのでそれを調べることはとても難しそうですが文字を使用するとそんな不可能に思えることが簡単に実現できます!

[2] より深い理解のために

今回三つ子素数の証明の前に例題として「どんな自然数の2乗も3で割ると余りは0か1」という内容を証明しました。余裕があったり数学に興味がある人は、この例題の割る数を3だけではなく、4や5に変えていったら余りはどうなるのかなどをやってみると、文字の使い方の理解が深まります。

[3] 算数から数学へ~飛躍のための文字~

具体例をいくら繰り返してもたった1つの例でしかありません。これまでを振り返れば、算数では具体的な数字を使って具体的な現象を扱ってきた記憶があると思います。ここに「文字」という一般化への概念が確立されたことで「数学」という抽象的で概念的な世界への扉が開かれました。意識されにくいですが、中学生以降の数学の授業では「文字」が本当に多く出てくることを意識できると数学の見方も少し変わるかもしれません。

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