数学全般

【中学講座】M①-1月「実は奥深い1次の連立方程式〜行列を使った解法〜」

[1] 1月のテーマ

テーマ:実は奥深い1次の連立方程式~行列を使った解法
今回はほとんどの学校教育で中学の早い段階で習う1次の連立方程式について扱いました。当然のことながらただ解くだけでは、学校で習うことなので講座で扱う意味がありません。実は中学で習うにも関わらずこの1次の連立方程式というのは非常に奥深い世界が広がっており、今回はそれを行列という概念で考えました。

[2] より深い理解のために

行列という数の集まりを新たな数とみなすような考え方に触れることで、いかに数学が自由なものか少し触れることができたと思います。また1次の連立方程式のように一見単純なことでも、それを体系化しようとすることで新しい概念に結びつくなど面白い考え方に繋がります。数学というものは「定義」という決め事から始まり、そこから論が展開されます。定義は決め事なので自由です。皆さんも何かを定義してそれを考えることで新しいものに繋がるかもしれません。

[3]学習指導要領から消えてしまった行列

講座で触れたように、この行列という考え方はこれまでの連立方程式の理解が深まったり、大学で使うことになるのでその事前準備になったりと良いことが多いですが、今の学習指導要領からは消えてしまいました。これは行列が大事でなくなったというわけではないですが、指導要領は10年ごとくらいのスパンで変わってきています。行列がなくなった代わりに、今は統計が必須化されるなどの変化があります。

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