数学全般

【中学講座】M①-3月「数学と物理学の違い〜相対性理論から考える数学の形〜」

[1] 3月のテーマ

テーマ:数学と物理学の違い〜相対性理論から考える数学の形
今回は数学と物理学の違いについて数学の有名定理と物理学の有名理論の2つを例にして、講座を実施しました。数学と物理学は同じ理系科目ということもあり、よく数学が得意なら物理も得意と思われがちです。相関はあるかもしれないですが、この2つは全くの別物であるということを今回は扱いました。

[2] より深い理解のために

数学と物理学の大きな違いとして、講座の通り出発点が大きく違います。物理学に限らず化学や生物などの自然科学系の理系科目の「何故の果て」は実験でそうなっているからということになります。対して数学は公理と定義が出発点にあるため、全て人間の作り出した概念です。この理解は数学だけでなく、自然科学系の学問の理解にも大きく役立ちます。

[3]どちらが好きかは人それぞれ

講座の通り、自然科学系の学問(今回は物理を例にしました)と数学とではスタンスが大きく異なります。ただこれは当然ながらどちらが良い悪いの話ではありません。何故の果てに理由がないということに神秘的なものやロマンを強く感じればそれは自然科学系の学問が好きかもしれません。逆に人間が作り出したにも関わらず多くの謎を生んでいる構造的な宇宙に興味が惹かれればそれは数学が好きかもしれません。もちろんどっちも好きな人もいると思います。皆さんはどうでしょうか?

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