[1] 12月のテーマ
テーマ:数学者ってどんな人?~数学者の生活と研究~
今回は数学者といわれる人達がいったいどういう人なのか、それについて焦点を当てた講座となりました。数学に関係していない人からすると、数学者というとそもそもどのような生活をしていてどのようなことを研究しているのかあまりに謎が多いと思われるので、今回はそのような数学者が少しでも身近に感じられるよう著者の経験を基に扱いました。
[2] より深い理解のために
数学者の研究の多くは講座で扱った通り、何かを0から完全に生み出す研究というよりはこれまで考えられてきた様々な命題の解決や改良となるような研究が非常に多いです。皆さんが今やっている数学の学ぶ順というのは、歴史の古い順ではありません。それは数学者達が長い年月をかけて改良を重ね体系を作りあげ、その体系を分かりやすい順で学んでいます。ただ本来は数学者の研究のように学びに順番はないので、学びの途中で気になったことを学年や分野を気にせず考えてみるということが、数学を楽しむ一つの重要なことかもしれません。
[3] 数学の問題提起は単純なものもたくさんある
講座で触れたように、コラッツ予想やゴールドバッハの予想などは内容自体は小学生でもわかる内容になっています。これらの特筆すべきは内容はもちろんとして、もしかしたら自分達にもこのような予想を思いつけるかもしれないということです。特に整数の世界は未解決の不思議だらけなので、コラッツ予想やゴールドバッハの予想などを参考に、数を加減乗除したり累乗したりと色々試すことで歴史的に重要な発見ができるかもしれません。