数学全般

【中学講座】M①-9月「世界が悩んだ確率の問題~モンティ・ホール問題について考える~」

[1] 9月のテーマ

テーマ:世界が悩んだ確率の問題~モンティ・ホール問題について考える~
今回は確率論の歴史における有名問題であるモンティホール問題や3囚人の問題を扱いました。7月、8月と確率をやってきて、少し計算や概念に慣れてきたところで確率の有名問題を難しくならないようにポイントを押さえてやっていきました。ただ本質的なところはごまかしなくしっかりとできたので、とても面白いものだったと思います。

[2] より深い理解のために

モンティホール問題のように何か特定の条件がつくような確率のことを条件付き確率と呼びます。現実の世界では様々な条件がからみあった上で確立が決定されているため、この条件付き確率を考えることで現代の確率論へとつながっていくことになりました。モンティホール問題が最初の選択を変えることで、確率が2倍になる事は実際に何度も実験をしてみれば実感できると思うので試すと面白いです。

[3] 感覚では分からないもの

今回講座では実演をするような形でモンティホール問題を扱い、見ている皆さんに最初の選択を変えたらどのようになるのか問いかけてディスカッションをしてみました。自分もモンティホール問題を初めて知った時はそうでしたが、感覚的には最初の選択を変えたところで確率は変わらないようなイメージを持つことも自然だと思います。このように感覚ではわからないことを論理的に説明できることは数学の1つ重要な側面かもしれません。。

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