[1]12月のテーマ
テーマ:確率計算で分かるプログラミング(part1)〜確率をプログラムで検証〜
今回のプログラミング講座はこれまでの知識を用いて、数学の問題を解くためには、どのようにプログラムを活用していけばいいかを考える回の第一回目となりました。大山学習会のプログラミング講座では、最終的な目標の1つに「数学の様々な問題や考え方をプログラミングで解いたり検証する」ことを考えています。私自身が数学研究で論文を書く際に数値実験なども数多くしていたことから、数学プログラミングの面白さを伝えられればと考えています。
[2] より深い理解のために
今回はどのような数学の問題を扱ったかというと、場合の数と確率の問題についてです。プログラムというのは数学と違い変数を文字のまま扱うことが非常に難しいため、場合の数確率のような数字自体がメインになる数学学問がまずは扱いやすいです。ちなみに数学の分野では、確率を求める際は分母と分子の場合の数をそれぞれ計算するのが1つの主流な方法ですが、今回はプログラムを用いた面白い確率の求め方についても扱いました。
[3]膨大な試行回数を実験できるということ
確率を求めるコンピュータを用いた独特の方法として、乱数を発生させて試行回数を多くすることで、該当する事象がどれぐらい起きたかを基準にして確率を求める方法も考えてみました。この確率の求め方の根本原理は統計的な確率という分野に依存することですが、その分野はこのようにして実際に実験を行うことでしっかりとした理解につながっていきます。もちろん乱数の発生のさせ方など細かい話はあるものの、古典的確率との違いが理解できれば、それはとても良い学びです。
