[1] 1月のテーマ
テーマ:放物線研究(part 3)〜遠くにボールを投げる方法を考える〜
今回は中学の数学で早い段階で登場する放物線についての話の第3回目として、ボールの投げたときの軌跡と放物線の関係を扱いました。つい最近実施された共通テストでも出てきたように、物体を投げるとその軌跡は放物線になります。今回はその証明と合わせて、どうすればより飛距離を伸ばせるのかということを扱いました。放物線研究の最終回になります。
[2] より深い理解のために
物体を投げたときの軌跡が放物線になることを証明するには、今回のように物体にかかる力や慣性の法則など物理的な現象の理解が必要になります。物理を学習していない場合は少し難しく感じたかもしれませんが、どのような形であれ興味のきっかけになってもらえれば嬉しいです。講座では角度を限定して扱いましたが、一般的に証明するには角度を文字で置いて同じことをやれば証明できるので、三角比を学習している場合はぜひチャレンジしてみてください。
[3]遠くに投げるための結論
特に体を鍛える等の努力をせずにボールの飛距離を伸ばすには、だいぶ変わった投げ方を身に付けないといけないことがが証明されてしまいました。その変わった投げ方というのは、全力疾走をしている流れの中で通常と同じような速度でボールを投げることができるような投げ方です(もちろんそもそもこんなことが可能なのかはわかりません笑)。ただ物理的にはこれは事実なので、ちょっと試してみたくなるような気持ちもあるのではないでしょうか。