[1] 12月のテーマ
テーマ:放物線研究(part 2)〜放物線はこの世に1種類しかない?〜
今回は前回に引き続き、中学の数学で早い段階で登場する放物線についての不思議な性質を扱いました。相似な図形というものを学校習っていると思いますが、三角形や四角形など閉じられた図形の場合は形が同じことを把握しやすいですが、放物線などのように無限に続いていく図形が相似かどうかはなかなか判断が難しいものです。
[2] より深い理解のために
三角形は合同条件というものがあり、それを利用することで合同の判別が簡単でした。同様にして相似である条件というものも学習するので、どのような図形が相似なのかもしくは相似でないのかの判断は簡単にできます。放物線のように、無限に続く図形を考えるために、今回は普段使う直交座標系で拡大や縮小がどのようなものなのかを取り上げました。この原理はどのようなグラフに対しても使えるので知識としても重要なものになります。
[3]アプリの有効活用
何かを学習することにとって、アプリやデジタルの活用は良い面と悪い面があります。今回グラフを正確に把握するためにグラフアプリを推奨しましたが、これは今回の現象を理解することにとっては非常に便利です。手作業では正確にできないものや実験的な事柄の確認という意味では、正確かつ素早く結果を返してくれるデジタルの活用は意味があるので、日々の学習に取り入れてみるのも面白いかもしれません。