[1] 中学準備講座 数学
テーマ:正負の数の正しい理解から見える数学の世界〜演習編~
今回は先日の正負の数の正しい理解の基礎編に続く演習編を実施しました。前回負の数の必要性や四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)についての正しい理解をすることを行ったので、今回は実際の計算問題を通して、より理解を深めることを目的として講座を進めました。
[2] より深い理解のために
正負の数を表すプラスとマイナスの記号は足し算と引き算でも同じものを使いますが、講座でやったように本質的な意味合いは大きく異なります。今回はあえて、正負の数を表す場合は別の記号を定義し、足し算と引き算の記号はこれまでと同じプラスとマイナスの記号を用いることなどを行いました。これによって本質的な理解が深まります。
[3]計算と理解は別物
今後中学に入ってからの注意は、計算と本質的な理解は中学の最初の方では別物であるということです。つまりどれだけ本質的に理解していても計算は慣れの要素も強いため、計算が苦手という人は多くいます。学年が上がるにつれて本質的な理解の重要性は高まりますが、中学の最初で計算が苦手だからといって数学が苦手と思い込まないようにしましょう。計算が苦手な人は計算が苦手なだけであって、数学が苦手なわけではありません。そして計算の苦手は多くの人が学年が上がるにつれて自然と改善されるので現時点での心配の必要はありません。