中学講座

【中学講座】M③-8月「三角比とは(part1)〜測量から歴史は始まった〜」

[1] 8月のテーマ

テーマ:三角比とは(part1)〜測量から歴史は始まった〜
今月の講座テーマは三角比についてです。三角比はまず直角三角形に対してサイン、コサイン、タンジェントの定義を習います。しかし急に今までにみたことのないような新しい概念が登場するため、いったいそれがどういったものなのか、なぜそのようなものが考えられたのか、わからないまま進んでしまうことが多いです。今回の講座では、そのような三角比の成り立ちについて扱いました。

[2] より深い理解のために

三角比は確率や座標平面などと違い、とても古くから考えられていることです。何かを測るという行為は日常生活においても非常に重要なことになっていますが、古い時代では今と違い測量のための便利なものなどはありません。しかしながら、三角比を使うこと普通では測れないような高さを測ったり、地球の半径などというとても信じられないようなものを測ることにも成功しています。直角三角形においては他の1つの角度を決めれば、拡大縮小の違いはあるものの三角形の形状は1つに決定するということを利用して、このようなことができるのは驚いたのではないでしょうか。

[3]簡単にできる三角比用いた測量

講座の中でやったように三角比を用いた測量は簡単に行うことができます。その中で、どのようにすればより正確に角度を測れるのかであったり、水平距離の測り方も何か工夫ができないかなど、様々な課題が出てくると思います。逆に言えば、このような課題を考えていくことで当時の人類がどのようにして測量の精度を上げていったのかなどに迫れるかもしれません。測量の実験はとても簡単なのでやってみるのも面白いでしょう。

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